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2013年8月27日火曜日

教育テレビが面白い

最近なんとなくテレビをつけていると、教育テレビを見ていることが多くなった。

子ども向けの週刊子どもニュースの分かりやすさがうけて、池上さんが活躍するきっかけになったように、視覚障害者向けの手話ニュースは簡潔で分かりやすい。

また、しばらく前から、ピタゴラスイッチとか2355とか、センスの良いものが増えている。


今注目しているのは、「テクネ 映像の教室」という
古今東西の実験的な映像とその制作手法、メイキングを紹介する番組。

サイトでは番組で紹介した映像へのリンク集があって、パソコンで見られる。


Tango from cronopio on Vimeo.





あと、深く考えさせられる番組も

ETV特集の
ガタロさんが描く町
~清掃員画家のヒロシマ~
は、生きていく上で大切なものが何かを教えてくれる。

9月に再放送されるので、見てない人はぜひ。

【再放送】2013年9月7日(土) 夜11時
【再放送】2013年9月14日(土)午前0時45分


2013年8月23日金曜日

33回忌

先日、祖父の33回忌の法事があった。

祖父とは同居しておらず、小学校に上がる前に亡くなったので、淡い印象しかない。
ときどき家の隣で畑仕事をしていたのを覚えている。

その、法事の席で叔母から生前の祖父のことを色々聞くことができた。

もともと、祖父が海軍にいたのは、戦争が始まる前で、退役したあと終戦の前年になって45歳で赤紙が届いたそうだ。

そこで意外だったのは、祖父が特攻隊員であったということだ。
下宿先の方の配慮で、最後のお別れができるようにしてもらい、横須賀まで、家族そろって会いに行ったそうだ。父は当時1歳のため当然記憶はなく、そういった事も知らなかったようだ。

横須賀で特攻ということで調べてみると、伏龍という特攻兵器の部隊があったようだ。

伏龍は潜水服をきて、海底にもぐり、棒の先につけた爆薬を敵の船底にぶつけ爆発させるという特攻兵器だ。

本土決戦で上陸しようと港に来る船を海底から爆薬のついた竹やりのような棒で突くという、今から考えると嘘のような作戦だ。
周りが見えないため、あらかじめ海底に引いたロープに沿ってしか動けず、もし敵の砲撃があったら衝撃波で海底にいる部隊まるごと爆発してしまう、また運よく船にあてることができても、同じく近くの人が爆発してしまうというかなり不完全な兵器だったようだ。

本土決戦はなく終戦を迎えたため、実戦には使われなかったが、訓練中の事故で多くの兵士が亡くなっている。

死と隣り合わせの厳しい訓練の中で、家族を残したまま死ぬことをどう受け入れていたのだろうか。

幸い祖父は生きて帰ることはできたが、10カ月ぶりに帰ってきたときは、妻と子供2人が亡くなっていた。
生前祖父は戦争のことは、何も話さなかったそうだ。
穏やかそうな面影と、その体験の重さ

今の時代の中にも、その重さを抱えている多くの人がいるのだろう。



人間機雷「伏龍」特攻隊








2013年2月3日日曜日

労働と文化

今の風習や風俗を考古学のように観察し記録する「考現学」の提唱者
建築家の今和次郎氏のことば

放送大学でやっていて印象に残ったのでメモ


労働そして休養の繰り返しの段階から
労働、休養に娯楽が加わる段階があり、
さらに労働、休養、娯楽に「教養」が加わる
文化的な段階へと成長していく。