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2012年2月8日水曜日

人間とロボット

人間とロボット
ベルタランフィー
p11
私たちの社会は、病めるもの、堕落したもの、水準以下の者のことにすっかり首ったけのありさまである。総人口の中に知恵の遅れた子は3パーセントいるが、彼らが社会の関心の中心を占領している。正常である97パーセントにあてがわれている教師は人数もおよそ人手不足、安給料で、しかも大学進学の年頃の若者が自国語も満足に使いこなせないような制度のもとで働いている。
関連 この子らを世の光に

p13
刺激=反応図式は、行動のうちで自律的活動の現れである大きな一部分、つまり遊戯、探検行動、あらゆる型の想像性などをきりすてている。
p21
現代の大発見ー核兵器とならんで−こそこのものである。すなわち歯みがき粉およびビートルズから大統領、核戦争、自滅まで何でも「買いもとめる」自動人形に人間をつくりあげてしまう、この力である。

p41
すでにのべたように、生物学的および適応的価値がもっとも高いかどうかだけからいえば、シンボル的活動と文化的活動はそういえるかどうか疑わしい。さらに自殺、戦争そのほかでは、生物学的価値がシンボル的価値の犠牲になっている。

2012年1月23日月曜日

人間機械論

人間機械論 サイバネティクスと社会
ノバート・ウィナー(池原 止戈夫訳) みすず書房 1954年 500円

p10
我々は新しい機械に直面して我々の生活様式の多くの細かい点を変えなければならないであろうことは確かである。
これらの機械は、人間を人間自身のために正当に評価し、人間を将来作られうる機械の二流の代用物としてではなく人間らしく用いるということにかかわる一切の問題においては主役をなすものではない。本書の使命はその表題と同じく、人間の人間的な使い方にある。

p11
世界のもっとも興味ある姿の一つは、世界は多数のパターン(図柄)から成り立っていると考えることができることである。一つのパターンというものは本質的には一つの並べ方(配置)を意味する。その特徴は、そのパターンを構成する諸要素自身に固有の性質によってではなく、むしろそれらの要素の並び方によって決定されている。
_形態形成_


p16
表現された感情が単に慣習的で反復的なものであるからこそ可能なのである。
発信人が伝えたいと思う感情に何らかの創意を現すならばもはや割引料金は適用されなくなる。
 

p23
人間に対しその全資質より少ないものを需め、より少ないものしかもっていないとして扱うような人間の使い方はいかなるものでも、一つの冒涜であり一つの浪費であると信ずるからである。

p27
本書で取り上げる最初の問題の一つは進歩の問題である。それは本質的には世界の変化の方向をある価値によって評価する問題を伴う。

関連 歴史の進歩とは何か


2012年1月22日日曜日

職業としての学問

マックス・ウェーバー_職業としての学問_

p24
学問に生きるものは、一人自己の専門に閉じこもることによってのみ、自分はここに後々まで残るような仕事を成し遂げた、という恐らく生涯に二度とは味われぬであろうような深い喜びを感ずることができる。


p25
人間としての自覚ある者にとって、情熱なしに為しうるすべては無価値だからである。

価値の起源

知識が価値を持つ

他者依存的価値
他の人に認められることで価値を持つ
例 学歴、差異の消費


自己充足型価値
その「もの」から得られる何らかの心地好い感覚のゆえに価値を持つ。