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2012年2月14日火曜日

組織の意思決定

決定権と利益の配分 受益者数に対して決定権者の段階数と決定権者数が変わるとどのような 影響があるか。 システムの運営について 決定権者が多いとまとまらない

サイバネティクスと構造主義


ロボットと人間

p103
以上のことはサイバネティクス・モデルがいろいろの分野に共通してまたがっていることを印象深く示しており、このモデルはその発生地、は工学と現代技術学であったにしても、使える分野はさらにはるかに広い。回路図あるいは配線系統図で示せばまるで同一のモデルによって、たとえば水力機械や電子機械の調節も示せれば、動物での姿勢や運動の調節も示せる。すなわち、作り上げている材料とか使われている力とか遂行する機能その他の点ではまるで違うシステムにたいして、形式的構造としては同じものが適用できる。


関連)群論、一般システム思考、構造主義

物がうまれるところ


認識の根本には

○○が△△を する

の図式がある


この図式が当てはまるような状況を作り出す物理的な要因はどんなものか?


     場の創出
     境界と相互作用をもった”もの”が出現するメカニズム
   
     分布
          ショウジョウバエの剛毛分布
          ニワトリの羽毛原基

生物は境界が明確でなく、物をはっきりと規定することができない。
生物に物を規定することは知るための基本だが、それだけでは捉えきれないものがある。

そこで、生物の中に物が生まれる仕組みをしることが、より生物の本質に近い認識を得ることに
役立つのではないか。

メモ)
オブジェクト指向 人が認識する仕組みが端的に表されている。マッハの感覚の統合にも近い

2012年2月8日水曜日

パターンを作る仕組み

DNAだけで生命は解けない

p132
グリーンが指摘したように、問題は、異なるパターンを生成するために
3つの異なるタイプのエンジンが準備されているのではなく、1つのエンジンが3つの様式のどれでも作動することができる。では、このように互いに変換できる特性をもち、、違ったパターンを統一する分裂組織の生成因子の「本性」とはどんなものか。
関連 反応拡散パターンで縞模様、水玉などの模様ができること

2012年2月5日日曜日

オートポイエーシス

オートポイエーシス 第三世代システム
河本 英夫 青土社 1995年 2600円 神田
p185
オートポイエーシスの記述様式に倣って自己組織システムを表記すると「生成プロセスが生成プロセス自体の開始条件となって、生成プロセスが継続すること」となる。

生成プロセスの循環によって区切られる全範囲が、自己組織システムの自己である。


2012年1月31日火曜日

創造的進化

p56
創造というものは要素の総合と解されねばならぬものであろうか。要素が先在するところでは、それから作られる総合はいくつかの可能な配列の一つに過ぎぬから潜在的にすでに興えられている。
=略=
私の考えによると、生命の領域では要素は独立した事象としては存在しない。要素はある不可分な過程を精神からみた幾重もの眺めである。

関連 一般システム思考入門 システムとは物のみかた
社会分業論

p60
機械的な説明が成り立つのは、私たちの思考が人工的に全体から切り取る系に対してである。けれども全体そのもの、また全体の中でおのづから全体に似てできている系になると、それらを機械的に説明する可能性はアプリオリにみとめるわけにはゆかない。
関連 フラクタル、ローレンツ鏡の背面 切り取る

p62
目的論は私たちを案内するつもりで灯を私たちの背後におかないで前にかざす。
目的論は未来の牽引力で過去の推進力に置き換えるのである。しかしそうしたところで、悟性の歩みそのものがもともとそうであるように、継起はやはりただの見せかけにすぎない。
関連 進化論
p64
生物はいずれも自分自身のために作られており、そのあらゆる部分は全体の最大善のために共同し、この目的にむかって悟性でもって有機的に組織されている。
関連 経済学者の一考察

p68
思い切った目的論の誤りは、思い切った機械論ももとよりそうなのであるが、私たちの悟性に自然なある種の諸概念をあまりに広く適用し過ぎるところにある。


生命記号論

生命記号論 −宇宙の意味と表象−
ジェスパー・ホフマイヤー(松野孝一郎、高原美規)  青土社 1999年 2200円 図書館
p40
二項論理から三項論理への以降の波及効果は極めて大きい。何よりもまず第一に、私たちが、真実だと考えられる推論を描くためには「誰か」(例えば、観測者)が必ず存在するという事実を認めざるをえなくなる。

p63
どのような独創性であってもある意味では錯覚であって、この惑星の生態系がたまたまそこに提供したニッチに合うものだけが存続することになる。
memo 適応拡散によって、違う起源をもった類似した生物が現れることについて。


p81
すべての生き物は予測できない未来に生まれてくる新しい生き物に向けて進化のメッセージを手渡すべく、その一生を送るのだ。

p105
記号論的な相互作用はそれがどんな些細なものであっても、それを支えるシステムは創造力と柔軟性を伴う。
memo 記号論的な相互作用とは何か?

p111
ブレーナーが指摘したように、量的な測定では測る対象が何であれ、測定によって対象がゆがめられたり、間違えられたりする危険がある。このために元来測られるはずであったものが測定それ自身によって輝きを奪われるという結果にはからずもなってしまったことにはその枚挙に暇がない。
memo ブレーナー(Jerome Bruner)心理学者

有意義な人工生命

人工生命 有田隆也 科学技術出版  2000年 4980円 

状態遷移規則ばかりに依存して自己複製を行うようなモデルは検討の対象としては排除すべきであり、そうではなく、主にパターンの構造自体に依存して自己複製が行われるようなモデルこそが生物システムの研究にとって有意義である。


memo プログラムによって情報をもたせるのではなくプログラムによって生み出された構造自体に情報をもたせる。


2012年1月30日月曜日

生物の組織と社会のモデル化

全体と部分



社会、組織と呼ばれるものがどのようにしてできるのでしょうか。

社会、組織という言葉が指し示す対象にはいろいろなものがあります。会社の組織、動物の社会などなど。
生物学の中では組織、社会といった言葉がよく使われます。
たとえば、肝臓の組織、細胞社会、といったように。

細胞の集まりと人間のあつまりはまったく違う物ですが
生物を見るときには何でも擬人化して見てしまいがちなので気をつけなくてはいけませんが、何か共通するものも見えてきます。詳しく比べることで、より深く知ることができるでしょう。


これらのものにはどんな共通点があるのでしょうか。
ざっと挙げてみると

同じ形と働きをもった基本となる要素がたくさん集まってできている
集まってできあがったものには一つ一つの要素にはない特別な働きをもっている
要素同士が情報交換できる
要素はある程度独立している

階層構造がある (部長ー課長ー係長 個体ー器官ー組織ー細胞)

こういった特徴をもったものをマルチエージェントと言います。
これらの特徴をもたせた物をコンピューター上に再現すれば、人間の社会であれ、細胞であれ共通の仕組みでシミュレーションすることが出来ます。


形の制御
形を作る仕組みの仮説
極性

それを実現するためのしくみ
      増える
      重なる
      広がる

構造を作るシステム

_形態形成_

ある特定の構造を作るシステムの特徴
その構造をつくるいろいろな方法をあつめて比較する
 
作るものと作られるものが別れているものと別れていないもの

例 繰り返し
プリント
自己複製

2012年1月28日土曜日

発想法

仮説の分化
ニューラルネットワーク
神経のシミュレーション
問題解決技法 プログラミング技法
実際の神経組織とは関係なく理論としての発達をする
進化的アルゴリズム

応用のレベル
理論
説明
実用

人工生命 メモ

_人工生命_のキーワード


現象
創発
共進化
進化

しくみ
自己組織化
分散並列
マルチエージェント
自律的
ニューラルネットワーク
ゲーム理論
選択


クラス1 すべてのセルが同一の状態にある
クラス2 定常的、あるいは周期的でシンプルなパターンになる
クラス3 カオス的で無秩序なパターンを生み出す。
クラス4 部分的に成長する複雑なパターンを生み出し、その成長が長く続くことが時々ある


λパラメータ
λ=(K^n - 静止状態に移行する遷移の数)/K^n
K=状態数
n=遷移にかかわるセルの数
K^n=全遷移数

クラス1(0から)→クラス2(0.2から)→クラス4(0.3から)→クラス3(

ライフゲームの場合
λ=0.273

生物から見た世界 環境世界

生物から見た世界 ヤーコプ・フォン・ユクスキュル、ゲオルク・クリサート
(日高敏隆、野田保之) 思索社 1973年 2400円

p28
やっと最近になって、すべての生物に妥当する空間をもつ宇宙の存在についての疑惑が物理学者の間に芽生えてきた。

p205
過剰な子孫を抹殺することが、それから、生物の進化を進めるための「適者生存だと判断することは、ハーバート・スペンサー(Herbert Spencer)の根本的な誤りであった。適者生存ということではなくて、その種が不変に生存し続ける利益という点での、正常なものの生存、これが重要なことなのである。

memo 「不変に生存し続ける利益」の「不変」という部分には疑問を感じるが、適者なるものを存在するものにとっての利益として相対化することで関係の作りだす網目の姿がみえてくる

p214
どんな場合でも、その形成に動機として表されるのは、対立符点である。このことはすでに、人間の日用品の構成からよく知られているはずである。耳のついたコーヒー茶わんは、ただちに、コーヒーに対する対位法的関係を示し、他面では人間の手に対する関係を示している。このような対立符点は、茶わんを生産するさいに、まず、動機に影響を与える。いやそれどころか、対立符点は、茶わんが作られている材料よりももっと大切なのである。
関連 材料よりも重要 → 構造主義、線形代数


この仕事が同時に生産の動機であったということを言い表している。


コーヒー茶わんは、コーヒーにふさわしいという命題を立てれば、誰でも当たり前のことと思うだろう。しかし、この命題は、見かけ以上のことをいっている。それは、茶わんの仕事はコーヒーを受け入れるということにあるが、それ以上にこの仕事が同時にその生産の動機であったということを表している。

memo
目的 結果が原因になる


生物から見た世界

用語集
反射個体 p58
反射共和国 p59
知覚標識 p147
作用標識 p147
意味の担い手 p142
意味の利用者 p145
補体 p145
トーン p141
対立符点


2012年1月23日月曜日

カオスのアルゴリズム

ルディー・ラッカーの人工生命研究室on Windows
ルディー・ラッカー(日暮雅通、山田和子訳)  アスキー 1996年  3800円

p9
カオスとは”きわめて複雑ではあるが、それを基礎づける限定されたアルゴリズムを持っている”ことを意味する
関連 社会子


目的因と認識

目的因

その存在の持続を助ける変化 
その変化の保存
その存在の同一性の作られ方


ラン藻 酸素 オゾン 紫外線カット 陸上への進出

陸上に進出するために酸素を発生させた



生物のさまざまな現象に使われる「〜のため」という説明をこの図式に当てはめると、、


時間の認識
原因と結果
目的因

要素分解
時間と空間 メカニズムを使って分析する

創造的進化

p60
前言したように、機械的な説明が成り立つのは、私たちの思考が人工的に全体から切りとる系に対してだけである。けれども全体そのもの、また全体の中でおのずから全体に似てできている系になると、それらを機械的に説明する可能性はアプリオリに認めるわけにはゆかない。
関連 全体と部分

2012年1月22日日曜日

創造的進化

__
ベルクソン著 真方敬道 訳 岩波文庫 岩波書店 1954年
p6
私たちは生きものを手持ちのあの枠この枠に押し込んでは無駄骨を折っている。どの枠もきしむ。私たちの入れたいものにとってそれはきつすぎ、何はともあれ堅すぎる。私たちの推理は無生の事物の中を動き回っている間は自信満々であるけれども、この新しい土地に出るとともかくも居づらく感ずる。
p10
認識論は、悟性を生命の一般進化の中へ戻さないなら、認識の枠がどのようにして形づくられたかもどうしたらこれを拡張しないしは越えることができるかも、私たちに教えてはくれないであろう。認識論と生命論というこの二つの探究は結びつかなければいけない。そして、循環過程を描きながら、たがいにどこまでも推進しあっていかなければならない。

鏡の背面

p161
個別反応を人工的に分離することは全く正当なことである。そのことによって、まさに犬の唾液の分泌がそうであるように、対象を量化する研究を行う恵まれた可能性が生ずるならば、とくにそうである。
ただそれを行うさい、一つのシステムの一部を切り取ったという事実はどこまでも自覚されていなければならない。これは分析の才のある人たちにも起こりがちな危険だが、しかし断じておちいってはならない思考の誤りは、そのシステムを今や分離された部分よりもたんに量的に多いものでしかなく本質的には同じであると見なして、全システムのすべてのシステム特性を理解するためにはこの部分だけで十分だと考えることである。

 
進化論、発生学など生物という同じ対象に対する見方は多くあるが
ここにいわれているようにあくまでも生物というシステムの一部分だけ
を見ているのだという自覚がないと本当の姿は見えてこない。