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2012年2月14日火曜日

卒業研究文献メモ

_卒業研究_ _文献_ タイトル,雑誌名,号,著者,ページ,整理番号,年,内容,分類 形態形成のための一般化セルオートマトンについて,日本機械学会論文集.A編,63(605),尾田十八、主税雅裕,152-157,Z14-737,1997.01,骨の再構築-セルオートマトン-神経ニューロモデル-学習-大局的ルールに適合する局所的ルールの最適化 消化菅の形態形成遺伝子と疾病,現代医療,32(8),八杉貞雄,1957-1963,Z19-557,2000.08,消化菅の器官の境界決定-間充織結合実験-陥入して腺形成-枝分かれ 植物細胞の極性形成と小胞輸送,細胞工学,19(7),松田憲之-中野明彦,1017-1022,Z18-1522,2000.07,細胞の極性-細胞分裂時にどうやって極性が変わるのか-植物ホルモンと極性-膜結合-SNARE仮説-特異的結合 細胞の運動・接着における細胞骨格の再編成と小胞輸送,細胞工学,19(7),,1008-1016,Z18-1522,2000.07, 工学における複雑系(1)形態形成としての複雑系の歴史,機械の研究,49(9),森下信-中野孝昭,920-926,Z16-395,1997.09,形態形成研究の歴史-人工 ○生命-創発-チューリング-貝の模様-セルオートマトン-清水博-プリゴジン 形態形成の数理モデル,計測と制御,15(4),馬被 健二郎,358-368,Z14-106,1976.04,チューリング論文の解説-チューリングモデルの簡単化-形態形成の電子回路モデル-電子回路によるシミュレーション 位置情報「場」と生命的自律性--粘菌の走性における環境適応的パターン,数理科学,34(4),三宅 美博,56-63,Z15-30,1996.04,粘菌の走化性-パターン形成-内部場と外部場の2 中心性にもとづく位置情報「場」モデル-位置情報の生成の場を外部場それを解釈する場を内部場と考える-三色旗問題-Gierer&Meinhardtモデル-Kauffmanモデル-Goodwin&Cohenモデル 粘菌の収縮リズムと数理モデル,数理解析研究所講究録,1167,中垣 俊之,65-68,Z43-1336,2000.08,菅の配置-収縮リズムと生化学反応-菅内の物質移動を考慮した反応拡散移流モデル-数式 エージェント・環境相互作用モデルとソシオン理論(1)-荷重関係のモデル化の試み-,関西大学社会学部紀要,32(2),雨宮 俊彦,253-291,Z6-671,2001.03,スターロゴ-マルチエージェント チョウの斑紋形成の分子メカニズム-DNAから色彩パターンまで(上)-,昆虫と自然,36(12)(通号475),渡辺一雄,28-32,Z18-31,2001.11,紋様形成の過程-目玉模様-四肢形成殿類比-遺伝子発現-し脈異存-基本パターンの分類-縞模様 魚類網膜で観察される錐体配置とその形態形成の数理モデル,数理解析研究所講究録,1167,望月 敦史,9-12,Z43-1336,2000.08,細胞移動モデル-細胞間接着力-4種類の錐体細胞の規則的な配置がどのようにできるのか-ゼブラフィッシュ-コンピュータシミュレーション 電界を考慮した稲妻のCGモデル,画像電子学会誌,32(1),Batjargal Sosorbaram-藤本忠博-千葉則茂-村岡一信,64-70,Z16-810,2003,DLAモデルを使用した雷の見かけのシミュレーション-パラメータを変えることでいろいろなパターンを再現できる 結晶ゆう(薬)のビジュアルシミュレーションのための拡張DLAモデル,情報処理学会研究報告,2003(15),Qi Xu-藤本忠博-村岡一信-千葉則茂,25-30,Z14-1121,2003.2.14,陶芸の亜鉛結晶ゆうをDLAを使用してシミュレーション-結晶成長の仕組みについても解説 材料科学のための結晶学 (1972年) (材料科学と材料工学 日本材料学会編集) [ pp128-144 誠文堂新光社-樹枝状パターンから針状・扇状パターン-結晶の異方性も考慮 過冷却水から成長する氷結晶の形態形成機構,雪氷,64(3),島田わたる(瓦)-古川義純,249-257,Z15-23,2002.5,樹枝成長の3次元計測-熱拡散-界面張力-界面キネティクス-形態不安定性 ディジタル信号処理とコンピューティング-第3回ディジタルモルフォジェネシス-生物の形態形成モデルの基づく信号処理アルゴリズム,信号処理,5(3),青木孝文-樋口龍雄,173-182,Z16-B485,2001.05,チューリングの論文解説-ディジタル反応拡散システム(DRDS)デジタル信号処理の手法を適用-離散空間上に広がる濃度ベクトルが離散時間と共に発展する-パターンを発生するための条件-MATLABのスクリプト-電子素子による反応拡散場の制御 生物の形態形成について,唯物論,通号20,宇佐美正一郎,1-6,Z9-232,1973.06,遺伝学は前生説-発生学は後生説につながる-老化と死-発生学についての概説 アリの化学走性と役割分化の模型,?,中川寛之-田尾知巳-西森拓,15-23,?,ありの行列(トレイル)パターンの形成と役割分業をミュレーションし採餌効率から評価-鈍感アリと敏感アリが効率に果たす役割-フェロモンにたいして鈍感なありは効率に直接貢献しないが敏感ありを効率よく働かせたり、安定性に貢献したりする 分散機械における形態形成の数え上げ,(31),山田泰弘,1-5,Z14-361,1997.11,グラフ理論によってtrainなどの分散機械と創るかたちの多様性 未入手 万波:結晶学 pp128-144 誠文堂新光社 チョウの斑紋形成の分子メカニズム-DNAから色彩パターンまで(下)-,昆虫と自然,渡辺一雄,Z18-31,2001.12 T.Nakagaki,H.Yamada,A.Toth:Maze-solving by an amoeboid organism.Nature,470,Vol.408,No.6803,2000 迷路を解く粘菌 J.-L.Deneubourg.,S.Goss."Collective Patterns and Decision Making."Ethol.Ecol.Evol.1(1989):295-311 ありの行列

卒業研究の進め方

卒業研究 プロセス 調べる 読み込む 研究企画 プロジェクト管理 必要の知識の選定と習得 作成する書類   ベースデザイン ベースデザイン:設計図 専門分野、アプローチ、評価基準 目標と現在のギャップを明確にし、ギャップをうめるための 方法を考える ベースデザイン:コントロールシート 研究の軌跡を記入する ベースデザイン表紙   研究計画 資料整理表 資料名、ソース、保存形式、備考 研究企画 知りたいこと 1、模様を作るプロセスの分類と共通性 2、マルチエージェントによって階層性をつくることができるか 3、サイズはどうやってきまるのか 4、全体の機能が個々のルールーに与える影響(進化) 手段 1−1対象の選定(規則的なパターンが見られるもの) 1−2それぞれの外見的なつくられかたの調査 1−4予備的な分類(できるだけ多くの特徴点をだす) 1−3理論的なモデルの調査 1−5それぞれのモデルの適応範囲の調査 1−6 考察 どのような現象にはどのようなモデルが応用できるか どんな現象が研究されていないのか 形態形成の基本的な問題の設定と研究のレベルの決め方 何がその形を作らせたのか

2012年2月5日日曜日

卒業研究計画

卒業研究のためのカリキュラム

基礎学力 課題の明確化
文献の収集 必要な基礎知識はどんなものか
人工生命
1、人工生命
複雑系,システム論
線形代数

微分方程式
プログラミング
StarLogo
Smalltalk
Java
英語
基礎的な文法の勉強
文献を辞書を引きながら読む
細胞生物学

発生生物学
生化学


どの範囲を勉強するかノートにまとめる
学習方法

タイムスケジュール

いつまでにどこまでできるようにするか

放送大学卒業研究メモ

_卒業研究_
研究テーマ(40字以内)
生物の形態形成モデル

形態を生成するダイナミクス
形態を生成するシステムのコンピューターシミュレーション
キーワード 形態形成、コンピューターシミュレーション、モデル、

研究テーマの概要
卒業研究履修の動機
いままで放送大学で学び、単位は取得してきたが、本当にそれが身についているか疑問 自分の力を試したい。有効
高校のときにイモリの再生を観察したときに感じた漠然とした疑問に、何らかの道筋をつけたい。

いままで漠然とした疑問だったものを卒業研究を通して、もっとはっきりさせたものにしたい。

自分に欠けているものを身につけるために、卒業研究は有効だと考える。
研究をすすめるための基礎知識を得る。

履修した授業科目、これまでに読んだ文献
千葉大学 細胞・組織制御学 形態形成学 東京都立大学 発生生物学概論1
放送大学 カオス学入門 生物学概論 
DNAだけで生命は解けない〜場の生命論〜 B・グッドウイン
シートからの体作り 本多久夫

現段階での履修計画
抽象的

形の収集
生物に限らず、自然界にみられる規則的な形やパターンを収集し分類を試みる。

収集したもの中から
生物に限らず、パターン、形を作っていると考えられるものを

マルチエージェントの考え方を使ったコンピュータシミュレーション
マルチエージェント 網羅
個々の要素のふるまいを記述して、その要素同士の相互作用によって
生じるマクロな現象を観察する。

自己組織化、創発、マルチエージェント

研究のテーマ
生物(動物、植物)学、物理、工学、さまざまな分野で観察される
パターンや形の成り立ちを文献から
調べて、それらを統一的に扱うための枠組みを作る。
そのための方法として
パターンが形成されるものをさまざまな分野から集める。
現在提出されている形態形成の仮説をシミュレーションしてみる
いろいろなところで見られる形を見かけで分類する。
ex)ひびわれ、縞、水玉、チューブ、枝分かれ、袋 などなど
それぞれの分類ごとにその形ができる仕組みを調べて、共通点を探す。
生物、物理、工学、さまざまな分野で観察されるパターンや形の成り立ちを
調べて、それらを統一的に扱うための枠組みを作る。
パターンが形成されるシステムの起源を考える。(進化を視野に入れて) ゼブラフィッシュの皮膚の模様
ニワトリの羽毛原基パターン
ショウジョウバエの複眼
ショウジョウバエの剛毛

血管の分岐
肺の分岐
木の枝分かれ
小腸表面のひだ
巻貝の殻

脊椎動物の傍軸中胚葉の分節
ショウジョウバエの分節
指のわかれかた
サンゴ
放散虫
粘菌の集合パターン
シンメトリーな形(ヒトデ、植物の茎断面)
細菌のコロニー
雪の結晶
結晶
ひび割れ

コンペイトウ
液晶

シミュレーションとは別に、人工生命、複雑系の分野で研究されている
パターンの形成についても調べる。

どのような仕組みでパターンができるのか。
どのようなパターンを作りうるのか。


全体と部分
要素のふるまいを決めるだけで階層的な構造を作ることができるのか。
遺伝的アルゴリズムなどを使って、条件に適した要素の
ルールを見つけることができるか?
生存条件を変えたときに、個々の要素のルールに対してどのような影響を
与えるのか(えさを効率よく捕まえる、温度に強い)
できあがった集合同士が相互作用をするとき集団としてのあり方が
個々の要素に対してどのように働くのか?

選択は個体に対して働くのか、種にたいして働くのか、

( 創発
社会的な構造を作ることができるか。形の分化した集合

進化
現在の進化論では環境は一定のものとして扱われているが、実際は
生物にとっての環境は移動や行動パターンによって動的に変化する
生物の行動に応じて変化する環境にはどんな変化が有効か

パターンが形成されるシステムの起源を考える。(進化を視野に入れて)
形の分類
形を作り出す仕組みについての考察、分類
メカノケミカルモデル、チューリングモデル、
形ができるまでのプロセスとできあがった形の関連性
形の作り出す機能と階層性
形の評価

実際はどうであるかにこだわらず、その形を作ることができる方法を考えて、プログラムとして表現する
文献→モデル→プログラム シミュレーション
観察結果 推測 モデル化 プログラミング

プログラムとしてどのような表現ができるのか。
マルチエージェント、セルオートマトン、動的セルオートマトン
何をどう表現するのか。(物質の移動、場、、、)




情報収集 
文献、論文の探索、論文ノートの作成

実験
文献をもとにモデルを作成してコンピュータで実際に同じようなパターンが
えられるか追試する。

別の方法を使って同じようなパターンを作ることができないか検討する。
パラメーターを変えたときにどんなパターンが表れるか調べる。

手法の探索
マルチエージェント
見方の探索
どのようにモデル化するか。
計画の見直し 
基礎知識の習得
物理、数学、プログラミング、発生生物学、複雑系、自己組織化

NETLOGO,SWARM

短期のプロジェクトを積み重ねていく
モデルの作成、テーマごとに集中してしらべる



パターン形成一般
工学、生物学、数理科学、などの分野からパターン形成について
書かれている文献を集める。
みじかなもののかたちを収集してテーマを探す。そのテーマについての論文を
探す。

生物の作り出す形にはどんなものがあるのか。

数多くあるパターン形成のモデルを分類する。
どんな形を作ることができるのか。

2012年1月23日月曜日

カオス ノート

_カオス学入門_

カオス Chaos(ケイオス)混沌、無秩序 cf.コスモス
私たちの身近なところで生じている
振り子、声の振動

25年ぐらいの間に進展した

決定論的カオス
コンピュータの発達とともに

ロジスティック写像
一見不規則に見える波形が決定論的につくりだされる
(t+1)=4x(t)(1ーx(t))

漸化式との違い
0か無限大に発散
ロジスティック写像
x(t)とx(t+1) 有限

生物の個体数の変化
ロジスティック微分方程式 解析的に解くことができる
オイラー差分で近似

複雑、不規則 ではない
決定論的、確率論的

今までの考え方
単純なシステム → 単純なふるまい
複雑なシステム → 確率論的

カオス 単純から複雑なふるまい

惑星の運動
ケプラーの三法則

ニュートン 二体問題ー簡単に解ける 三体問題 途端に難しくなる
ポアンカレ 三体問題は解析的に解くことはできない
その過程でカオスを発見

二重振り子

ネオン菅を用いた電気回路 不規則なノイズ

認知科学 ノート

認知科学の系譜
哲学
ホッブス
医学
情報科学
計算機科学
心の働きのシミュレーション
心理学
認知心理学
メカニズム、モデル論的追及
人工知能
自然言語理解。ロボットなど
認知科学の発展
チューリングマシーン、チューリングテスト
チューリング 1936年
神経モデル Wマカロック
ゲーム理論 モーゲンスタイン、ノイマン
サイバネティクス ウィナー
通信理論 シャノン

成熟期 1956ー83

理論言語学、生成文法 チョムスキー
フレーム理論 ミンスキー
人工知能、問題解決 ニューウェル、サイモン
視覚の計算理論 D.マー


無意識
心の未知の部分への探究
どうとらえるか?
パラダイム(枠組み)
実験方法、とらえ方

デカルト
心身2元論 心と身体
身体 動物、機械 (反射の原理)
心 知情意 我思う、ゆえに私は存在する
恣意、意識 感覚、知覚、思考、感情 
心身問題
矛盾をどう解決するか
 心臓、脳の松果体 動物霊気
人間 言語、自由意志をもつ点で動物とは違う
ホッブス
心身一元論
人間機械論(心は計算する)
計算(四則演算)が心の中心にある。
心の記号論
心のとらえ方の2つの立場
記号論、計算論  対  反記号論、反計算論

計算論
記号と記号を結びつける操作
この操作は一定のルールに基づく計算
例 文章における文法
記号とルールのセットは、現実の意味論

心をめぐる総合科学
心理学
哲学
数学
言語学
情報科学
工学
コンピューター科学

都市社会の人間関係 ノート

パーソンズ
ジャンル
著作
立場
考え 「孤立する核家族論」
核家族はほかの絆から切り離された小集団である。
性別役割分業
夫は道具的役割、妻は表出的役割
ワース
ジャンル
著作
立場
考え
ウェルマン
ジャンル
著作
立場 「コミュニティー解放論」
考え 「コミュニティー問題」
北米では_ボット_のいう合同型の夫婦が一般化している
解放されたネットワークが一般的なので、高い密度のネットワークは夫婦を分離させるのではなく両立させている
フィッシャー
ジャンル
著作
立場
考え

バーガー
都市生活者は「故郷喪失者たち(The homeless mind)」である
アイデンティティが不安定だ

ボット
ジャンル 1950,人類学者,ロンドン
著作「家族と社会的ネットワーク」
立場
考え ロンドンで家族と社会環境との関連を調査
夫婦役割の多様性を発見
社会的環境も家族によって多様である。
 その姿は、「集団」ではなく「社会的ネットワーク」によって把握できる
ネットワークの密度
高い密度(お互いによく知っている)
夫と妻の知り合いがはっきり別れている
規範的な圧力が行動に影響
夫婦の役割分業(配偶者に頼らない)
低い密度
社会的圧力が生じにくい
世帯内で協力
必要に応じて援助を動員

シュムペーターの企業者とは

放送大学面接授業ノート

シュムペーターの企業者概念は通説の「経営者「社長」」概念とどこがことなっているか

社長、経営者でなくても企業者になれる
社長、経営者は新結合を行う限りにおいて企業者になる
社長、経営者であっても企業者であるとはかぎらない

企業者
「新結合の遂行を自らの機能とし、その遂行にあたって能動的要素となるような経済主体」
経営体を所有していることは本質的な特徴ではない
使用人であっても新結合を行うときには企業者になる

社長、経営者
役職
自分の計画で行動する経済主体のすべてが企業者ではない
単に循環的に経営するだけでは企業者とはいえない
事業をいとなむ
会社の責任者
会社の代表者
一番上の役

財産の所有

社長 新しいことをする場合にのみ企業者になる
役職なので働かなくても社長は社長である
経営者は経営をする人であるが循環的に経営するだけでは企業者とはいえない
一度できたルートにしたがって
新結合(イノベーション)は効率の向上と異なっているか
新結合
質的な変化


効率の向上
一つの目的に対してより少ない資源でより大きな効果を上げる
合理性に基づいている
循環の流れの中で
量的

新結合によって効率が向上することはおおいが


資本主義は滅びるか

生涯学習

生涯学習と地域社会
10章 学校を通しての地域社会の再生

1、生涯学習の歴史
生涯学習の理念は1965年のユネスコの提案
日本で本格化するのは1981年の中央教育審議会答申「生涯教育について」以降

生涯学習とは
自発的意志に基づき、必要に応じて自己に適した手段・方法を自ら選んで、生涯を通じて学ぶこと
自発性
即応性
選択性
生涯を通じて

その背景
1984の臨時教育審議会第1次答申
生活水準の向上
高学歴可
価値観の高度化、多様化
情報化国際化の流れの中で生涯を通じての学習の必要性
多様な生き方が尊重される社会

地域社会が生涯学習の場になるということはどういうことなのか。
筆者の体験をもとに生涯学習とのかかわりで地域社会のあり方を考えてみたい。

ささやかな学習社会作り
 筆者が発足させた「子育て・教育フォーラム」の紹介
  親同士が悩みや不安を話し合う中で解決の糸口を探る自主的勉強会


子どもの社会問題についての非難がいままでは学校に集中していたが、家庭のあり方が問われるようになっている。
広田照幸は、現在の親たちは完璧な母、完璧な両親を目指してけなげな努力をしていると分析している。

40年ぐらい前までは近所の母親たちが語り合う土壌があったので現在ほど悩まないですんだ。
情報しかない現在では、「公園デビュー」が今風のささえあいの場となっているのだろう。

子育ての継承
参加者の希望 系統立てたプログラム
報告と討論 報告と司会者は持ち回り
必要経費はみんなで分担

30回以上行った勉強会のテーマは
「親の気持ちと子育て」「子どもを伸ばすほめ方しかり方」など
2年目からは「子育てにおける父親の役割」「私が考えるしつけと家庭教育」というテーマでシンポジウムをおこなった。

この「子育て・教育フォーラム」は自主的なボランティアによって運営され、保育もボランティアグループから派遣されている。

3年間を振り返ると多くの知恵を全体の共有財産にすることができた。子どもをとりまく環境が悪化する中で、この会の果たす役割はますます大きくなっている。

この活動は当初半官半民の形態で始められた。
市からは自主性も尊重され、費用面、施設面などでのサポートがあったが、2年目からは市の方針転換がありそのような関係に陰りが生じる。
行政には社会から本当に求められることを受け止め、それに応えてくれることを望みたい。

しかし行政に関係なく、母親の必要性から生じたこの会はこれからも続いていくだろう。
1999年に文部省が出した文章では、地域で子どもを育てる体制作りなど、家庭教育を支える取り組みが既になされていることを強調している。

市の当初の姿勢はこの文章に添うもので、行政と地域は力を合わせ子どもの環境作りに勤めていくべきである。
そのときの行政の姿勢として、地域の自主的な活動をみとめ育てていく懐の広さが必要だろう。

2 放送大学
放送大学はまさに生涯学習の場である。
筆者は放送大学の面接授業を担当して4年になる。そのなかで学生たちが年齢に関係なく学ぶ喜び、誇り、価値をかみしめている姿に接してきた。
1999年の面接授業で筆者は生涯学習審議会答申を取り上げた。
答申では生涯学習のあるべき姿として

誰もが社会の中で生き生きと自分を生かすことができるようにするために
・いつでもどこでも学ぶことができる、
・その成果を生かすことができる
・自分が本当に望むことを選択できる。
・やり直しのきくゆとりのあるシステム

この答申の内容は学生たちにとって激しく心を揺さぶるものであったようだ。

生涯学習審議会答申では
あらゆる人が学び直して再チャレンジできるように
この答申は多くの人に夢や希望を持たせるものではある。

放送大学には学歴社会の中で疎外され過去に鬱積した思いを持っている
学生が多い。
答申では資格を活用して社会参加が進めば自己実現だけでなくあらたな 学習意欲を生み出すとあり

この答申を実現するには多くのハードルがある。
学習機会の拡充とその結果をを生かせる社会体制を整えるのことが求められる。 また放送大学院の実現への取り組みも期待される。

3、自治会活動の意義は何か
地域をどのように作り上げていくかは時代を越えた大きな課題である。
筆者が地区長をしている自治会では住民の寄付によって自治会館が完成した。
その取り組みの中で学ぶことも多かった。
地区長として意義や夢を話し、寄付集めをしてきたが期待したよりも多くの人
耳を傾け、寄付金を集めることができた。
自治会館は地域の財産としてさまざまに役にたっていくだろう。
東京都区部という都会でも思ったよりも地域社会が残っているかもしれない。
相互扶助の輪はどの地域でも作れるのだと実感できた。

筆者は30年以上前に下水道を自費で作る自治体活動にかかわったことがある。
下水道設立実行委員会は一人一人に必要性を訴え、勉強を重ねつつ5年かけて事業は完成した。
1970年代の生活の諸問題解決のための多様な住民運動の流れに添って
いたと思われる
こうした住民運動は個別課題の解決から「地域づくり」へと発展してきた。
下水道の取り組みは地域住民に大きな自信とほこりを産み、下水道設立組合が役割を終えた後も、地域の協力の輪は消えなかった。
校区の小学校でも一目置かれ教育についても期せずして、社会的連帯感や権利意識が生まれた。
社会参加型、問題解決型の学習社会とはつまりこういうことであろう。



補章

生涯教育と資格試験

2000年2月日弁連が「法学検定試験」という新しい資格がうまれた。
日本では毎日のように新しい資格が生まれている。
多くの人が資格のため野本を買い、資格試験予備校に通っている。
日本全体が資格社会化している。

生涯学習とのかかわり
生涯学習への動機となる。
生涯学習の成果を顕在化させる
機能を持つ

1、資格の分類
資格を明確に定義することは難しい
辞書の定義からは運転免許など資格がないと一定の行為をすることが禁じられたものというイメージが浮かび上がる。
またもう一つ、実用英語検定や簿記検定など、行為をするために必ずしも必要では
ないという資格もある。
明確な定義はないが実施機関、国の関与を指標に分類すると
以下のようにわけられる
1,国家資格
法律や命令に基づき設置
国またはその指定機関が実施
運転免許、司法試験など
2,公的資格(広義)
財団や社団などの公益法人が実施、認定する
実用英語検定、日本語教育能力検定などの
官公庁の認定している資格を狭義の公的資格
証券アナリストやソムリエなど
公益法人が独自に行っているものを準公的資格と細分することもある。

3,民間資格
民間の団体が実施
ファイナンシャルプランナー、一太郎検定など。

2、資格の効用
生涯学習の成果を確認する手段として資格、資格試験が注目を集めている。
生涯学習審議会の答申では、学習の成果を資格に結びつけることで、社会も
その学習成果を活用しやすくなる。また学習者も成果を社会的に確認でき
さまざまな活動に参加する中で、新たな課題をみつけ学習する刺激になると指摘している。
実際、資格取得への意欲は高く
筆者の調査によれば女子大学生の3/4が在学中に資格を取得、または検討している。足立区の世論調査でも職業上の技能、知識との関係で生涯学習に取り組んでいる
と答えたものは、28.1%と同様の結果が出ている。
しかし、実際に学習に取り組む層は、男性が多く年代も20代から40代に集中している。このことから就職後は女性の資格取得への意欲が低下していることがうかがえる。
この原因として女性が生涯学習として職業と関係ないものを選んでいる、または職業生活の中でその必要性を感じていないという2つの可能性が考えられる。
後者であれば性別役割分業的な構造の残存を示しているといえる。
3、教育訓練給付金

優良企業が次々に倒産し、リストラや、年棒制への移行など終身雇用制が崩壊つつある。その中で転職も買手市場一色になり、少しでも有利な条件を求めて資格取得を目指す層が増えている。その不況の中、資格産業は盛んになっている。
労働省は従業員の資格取得を補助する教育訓練給付制度をスタートさせた。
労働者による能力開発、雇用の安定、再就職の促進をはかることを目的
としており、雇用の流動化を前提につくられたことがわかる。
教育訓練恐怖制度の概要
雇用保険の一般被保険者(元をふくむ)
受講開始までに1つの事業主に5年以上つとめた。
一般被保険者資格を喪失してから1年以内

この条件を満たすものが指定の教育訓練を修了した場合
費用の80%をハローワークが支給する

情報処理、簿記、など仕事に役立つ講座が2000年9月現在1万2千指定されている。

4、資格社会という幻想
不況の嵐が吹き荒れる中、資格は不況に強いという言葉は魅力的な響きを持っている。
しかしそこに悪徳商法という大きな落とし穴がある。
悪徳商法は教育訓練給付金が利用できるなどの錯覚をおこさせ、法外な値段のテキストを売りつける。
最近は女子大学生に対して「就職に有利」と勧誘する傾向があり、ひっかかってしまう学生も多い。生涯学習でもクーリングオフ制度など消費者教育の充実が求められる。

また、資格試験の合格を最終ゴールにしていると思われるような人もいるが
資格を持っているということとその資格を使いこなすことはまったく別次元の問題である。資格取得はそれが活用されて初めて意味を持つのである。


資格競争での新たな敗者をうみだす。

無力感の学習


地域の問題を解決するための学習

2012年1月22日日曜日

大地と人間―食・農・環境の未来

1、人工爆発の時代 食料飢餓の問題
2、物的欲望爆発の時代 物的飢餓
3、精神的欲望爆発の時代 精神的飢餓の問題

食料→物→精神的

現代は反省と自覚が必要

現代の
食料の問題 インド、中国、アフリカ(
バッタの大量発生と人間の増加を類似的にみることができる

人口 マルサス
人口は幾何級数的(1、2、4、8)
食料は算術級数的(1、2、3、4)
飢餓から社会問題が続出するだろう

しかし先進国を中心に 食料は大増産している。
農業就労者 の比率はどんどん下がっているにもかかわらず


その背景
品種改良、農業機械、農薬、肥料
大規模経営、大量生産

アメリカ お大型機械化農業 ヨーロッパへの輸出を前提に
日本 家族小農型農業

いずれも近代農業

農地の拡大 森林開発、焼き畑

主要工業国の森林の割合
 だいたい10から30% 日本は66%
アメリカ国土の半分が農地化
肥料の使用りょう 50年で10倍
感慨面積 2から3倍
農薬
面積あたりの収穫量 2倍

物的欲望爆発の時代
工業化の流れ
車、飽食、電化製品 果てしない欲望

穀物から肉へ
大量生産 大量消費 大量廃棄

肉の生産量の増大
発展途上国 先進国

肉の生産には大量の穀物が必要

豚肉 3.75倍のカロリー
牛肉 5倍のカロリーが必要

現在の農地の2、5倍の農地が必要 すべての国が肉食化すると

環境破壊により農地として使えない土地の拡大
ロシア アラル海
農業により塩害 塩分の比率が高くなり
過放牧 荒廃した土地

食料自給率 日本けた外れに少ない
木材自給率 20%
水産物 50%

他の国の農地を荒廃させている

精神的欲望爆発
心の豊さ、物の豊さ 心の豊かさが50%こえる

心の豊かさはかえって退化しているのでは
孤独、心の闇 精神的飢餓

大地、自然、
より人間らしい生活を求める

農業生産 環境、人間生活と深く結びついている。
多元的価値産業
ロストー 工業化=離陸 →着土の時代

都市社会の人間関係

森岡清志 放送大学教材  放送大学教育振興会 2000年
p44
都会人がコミュニティーに関与しながら、それでもお互いに疎遠に感じられるのは、異なる下位文化的世界に属している人と、、常に接触せざるを得ないからである。
誰もが、私的な世界では親密なコミュニティにかかわりながら公共的な世界ではすべての人が同じ一つのコミュニティに属することのない世界。それが都市の特徴だとフィッシャーはいう。