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2014年7月8日火曜日

児童館・学童の役割と子どもとの関わり

  • 児童館・学童の目的 遊び、体験を通じて子どもの健全化をはかる

    健全化
         欲望や感情を適切な手段、方法で表現、充足できること
         自分の欲求を抑圧すること、押さえつけること=健全化ではない
          社会性をもって表現の方法と機会を与えること
                   言葉、コミュニケーション、絵画、音楽、造形、身体表現
  •  
  • 子どもの危機の段階
    • 感情を抑えられず、すぐカッとしてキレる
      • 原因
        • 発達障害
        • 厳しい叱責と体罰&いい子として振る舞い我慢している
    • いなくては行けない場所からいなくなる。
      • 周辺でウロウロする
        • 自分を見つけに来てほしい
      • 原因
        • 家でかまってもらえない
        • 「手のかからない子」だった
    • 無表情で笑顔がない
      • 一番深刻
      • 人に求めることを諦めている
      • 原因
        • より強い圧迫
        • 否定的な言葉・態度と無視
    • 全ての共通の原因
      • 親が我慢や不安を感じている
      • 親自身が甘えられる環境に育っていない
    • 体罰・強い叱責の効果
      • 短期的に指示に従わせる事ができる
      • メッセージの強さを直接感じさせる事ができる
      • すぐに行動の変化が現れる
    • 体罰の反作用
      • 他者への攻撃性がつよくなる
      • 反社会的行動
      • 精神疾患
      • 言葉と社会性の発達に遅れ
      • 自己評価の低下
  • 治療の段階
    • 第一段階
      • 無表情
      • 冷たく喜怒哀楽がない
      • 対応
        • 甘えを出させる
          • 関わる時間を増やす。
          • 受容的な態度で接する
          • 愛情を受け入れる事ができる状態にする
          • 甘え=要求を表現すること
    • 第二段階
      • 行動化、身体症状
      • 行動の変化
        • カッとキレる、万引き、抜毛、不登校、過呼吸、リストカット、自殺未遂
      • 対応
        • 強い叱責、体罰などで症状を無理やり抑えこまないこと
        • 突き放さないこと
        • 理由をよく聞く
    • 3段階
      • 大人に対して甘えと怒りが直接的に噴出
      • 赤ちゃん返り
      • 感情の起伏が激しい
      • 鬱積したものが大きいほど激しく現れる
      • 一番大変な時期だが、心配な状態はほぼ脱している
      • 一般的に母→父へターゲットが変わる
    • 4段階
      • 感情の起伏が収まる
      • 身体、行動の問題が収まってくる
      • 大人に話をするようになる
      • 大人から友だちへターゲットが変わる
        • 友だちを振り回し、関係を維持できない
      • 3段階と4段階を繰り返す
    • 5段階
      • 身体、行動の問題がなくなる
      • 大人とも一定の距離を持ちいちいち話してこない
      • 安心して見ていられる
      • 信頼関係ができる

    • 集団として起きている問題も、一人ひとり話を聞いて一人ひとりの背景を知る
    • 否定せずに言い分を話させる
導く方法

個別援助技術    カウンセリング、行動療法、遊戯療法、演劇療法、芸術療法
集団援助技術   グループワーク、レクリエーション、クラブなど集団活動
地域援助技術 ネットワークの構築、ボランティアの組織化

個別援助
例)
来談者中心療法
     ロジャース 12年間非行少年の診断、保護者の面接を行った
     威圧的になったり自分の考えを押し付けると表面的で一時的な効果しか生まない
     感情の交流を中心とした関係性
     パーソナリティーに変化が起こるための6つの条件
1.関係
2.相手の状態(不安定であること)
3.関係の中での援助者の純粋性(一貫していること)
4.無条件の肯定的配慮(受容)
5.共感的理解
 あたかも自分自身のものであるかのように想像し感じ取ろうとすること 
  →自分のこととして捉え過ぎないこと 
6.援助者についてのクライエントの知覚

        
     
◯マズローの欲求5階層説
下のレベルが満たされないと上の欲求が出てこない
欲求の段階を見極めて、その欲求を満たすことで行動を
導く。

1、生理学的欲求
     ほぼ満たされている
2,安全・安定の欲求
     行動の特徴
          逃げる
          避ける
          威嚇する
     導き
          安定した環境(人的、物理的)をつくる
          否定しない
          無条件の愛情(いい子だからではなく) 
          受容
3、所属・愛情の欲求
     行動の特徴
          甘え
               愛情を求める
          同調する、周りに合わせる
          欲求優先 良い悪いは二の次
     導き
          存在を尊重
          やや条件的な愛情
          甘えさせる
          善悪を教える
4,自尊・尊敬の欲求
     行動の特徴
          認められたい
          正しさをもとめる
          良いことをしたい
     導き
         距離を置き見守る
          条件的な愛情へ
          個人として尊重
          自分でやらせる、任せる
          過程と結果を褒める
          他者への貢献の機会を与える
5,自己実現
     

能力の発揮

集団援助技術

良いプログラムの条件
     ・より多くの能力を必要とするプログラム
     ・やってみたくなる、楽しいプログラム
     ・継続するプログラム
7つの知能を伸ばすこと

  1. 言語的知能
  2. 数学的知能
  3. 音楽的知能
  4. 空間的知能
  5. 身体運動的知能
  6. 対人的知能
  7. 内省的知能

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