生命記号論 −宇宙の意味と表象−
ジェスパー・ホフマイヤー(松野孝一郎、高原美規) 青土社 1999年 2200円 図書館
p40
二項論理から三項論理への以降の波及効果は極めて大きい。何よりもまず第一に、私たちが、真実だと考えられる推論を描くためには「誰か」(例えば、観測者)が必ず存在するという事実を認めざるをえなくなる。
p63
どのような独創性であってもある意味では錯覚であって、この惑星の生態系がたまたまそこに提供したニッチに合うものだけが存続することになる。
memo 適応拡散によって、違う起源をもった類似した生物が現れることについて。
p81
すべての生き物は予測できない未来に生まれてくる新しい生き物に向けて進化のメッセージを手渡すべく、その一生を送るのだ。
p105
記号論的な相互作用はそれがどんな些細なものであっても、それを支えるシステムは創造力と柔軟性を伴う。
memo 記号論的な相互作用とは何か?
p111
ブレーナーが指摘したように、量的な測定では測る対象が何であれ、測定によって対象がゆがめられたり、間違えられたりする危険がある。このために元来測られるはずであったものが測定それ自身によって輝きを奪われるという結果にはからずもなってしまったことにはその枚挙に暇がない。
memo ブレーナー(Jerome Bruner)心理学者
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