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2012年1月22日日曜日

夜と霧

P102
苦悩するもの、病むもの、死につつあるもの、死者 −これらはすべては数週の収容所生活の後には当たり前の眺めになってしまって、もはや人の心を動かすことができなくなるのである。

p113
一体この身体はわたしの身体だろうか、もうすでに屍体ではなかろうか。一体自分は何なのか?人間の肉でしかない群衆、掘っ立て小屋に押し込まれた群衆、毎日その一定のパーセントが死んで腐っていく群衆、の一小部分なのだ。


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