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2012年2月20日月曜日

種内淘汰

p67 [セイロンの翼]
その翼は非常に大きいから、雄はほとんど飛べないくらいである。しかも翼が大きければ大きいほど雌は激しく興奮する。

p69
私の先生だったオスカール・ハインロートは、じょうだんめかしてこういうのがつねだった。「セイランの翼と並んで、西欧の文明人の仕事のテンポは、種内淘汰の最も愚劣な産物だよ」
=略=
今日の人間は、マネージャー病、動脈の高血圧、真性萎縮腎、胃潰瘍をわずらい、神経症に悩まされ、文化に関心を払う暇がないから堕落して野蛮になる。こんなことはみな不要だろうに。というのもかれらはこれからはもっとゆっくり仕事をするよう協定を結ぶことがちゃんとできるだろうからだ。


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