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2012年2月21日火曜日

大勢いる大工さんにどうやって指示を与えるか

寺田寅彦随筆集 第四巻


空想日録 二 製陶実演
 
p78 
人間その他多くの動物の胚子は初めは球形である、そうして、その一方が凹入して壺型になるのが発生の第一段階である。粘土の固まりから壺にできていくのはいくらかこれと似た過程であるが、しかし生物の胚子の場合に陶工の手の役割をつとめるものが何であるかはいかなる生物学者にもまだよくはわからないようである。それはとにかく、この胚子の壺の形がだんだんに複雑な形に分岐し分岐して、それがおしまいにはクレオパトラになったり、うちの三毛ねこになったりするのである。クレオパトラでも三毛ねこでもは天然の陶工の旋盤なしにひねり出した壺である。この壺の中身が問題になるのである。




誰が指示を与え誰が受け取るのか
どうやって指示を与えるものが決まるのか
そのようなことができるような自分の形(構造)の起源
認識する単位 いろいろな刺激に対する反応の選択性 Xに対してy zに対してp
f(x)
要素の性質
作るものと作られるもののかかわりかた


何が何に対してどう働くのか

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